①プレフィッティング

 まず、お買い求めいただいたメガネをお客様のお顔の形に合わせます。その時、フレームに不良がないかなどをチェックしながら行います。

終わったら、メガネをかけた時の瞳孔の中心にマークを打ちます。

 

             ※遠近両用レンズの場合

遠近両用レンズの時は、レンズの中心をメガネのどの位置に持ってくるかを決めなければならないので、お客様の好み・経験をもとにレンズに印を書き、お客様と相談しながら決めていきます。

②レンズを用意します

 当店の在庫にあるレンズであればよいのですが、もし特殊なレンズの時は、必要なデータを計算して発注します。特注レンズは発注してからメーカーがレンズを作り始めるので、だいた5~10日ほどかかります。

 

 

③レンズの中心を出します

レンズの中心に印点を付けた後、レンズに傷がつかないようにレンズの表面にテープを貼り、加工中に傷がついてしまうのを防ぎます。

④レンズの加工

レンズを加工機にセットして、データを入力し加工します。入力する時、フレームのカーブとレンズのカーブの誤差分・加工後のレンズの大きさなどを踏まえたうえで入力しないととんでもない失敗の原因となってしまいます。


⑤レンズをはめ込む

レンズを加工した後はフレームにはめ込みます。


レンズのひずみを取る(糸川メガネ流)

1見すると大丈夫ですが、加工機の自動加工では、レンズが少し大きめになってしまうので、ひずみ計で見るととんでもないことになっております。このままでは、見え方・眼鏡をかけた後の馴れ具合・メガネの耐久力などに影響を及ぼしてしまうため、私たち独自のやり方ですが、ひずみが最小になるように、昔ながらの技術者のの手で細かく調整していきます。

ひずみ大の状態       ➡

レンズの手擦り       ➡

ひずみ無し


⑦フレームを細かく調整

どんなにレンズの度数があっていてもフレームが曲がっていてはレンズは100%の力を出せません。そこで、お客様の使用用途に合わせて、レンズとテンプル(腕)の角度・レンズのそり方の調整などを行います。これによって、メガネをかけた直後の足元の浮く感じなどが軽減ができます。

⑦完成

メガネの汚れをきれいにふき取り、レンズに傷が入ってないかどうか確認し終了です。